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書籍紹介

F.B.N. Japanは、ファミリービジネスを理解するための「参考書」としておすすめの書籍を紹介します。書籍は面白く読むことが肝心だと考えます。当ホームページでは、およそ2ヵ月に1度、新しい書籍を紹介していきます。

ファミリービジネスのバイブル書

GENERATION TO GENERATION --Life Cycles of the Family Business

『GENERATION TO GENERATION --Life Cycles of the Family Business』

by Kelin E. Gersick, John A. Davis, Marion McCollom Hampton, Ivan, Lansberg / Harvard Business School Press

『GENERATION TO GENERATION --Life Cycles of the Family Business』は流通科学大学出版より翻訳本が出ていましたが、残念ながら今日では入手困難かと思います。ファミリービジネスの研究者にとっては欠かすことのできない入門書・かつバイブルです。比較的やさしい英語で書かれていると思いますので、辞書を片手にゆっくり読まれることをお勧めです。いわゆるスリーサイクルモデルやライブケース、ファミリービジネスの家族関係における特殊さなどに注目してください。

THE FAMILY BUSINESS--Its Governance and Sustainability

『THE FAMILY BUSINESS--Its Governance and Sustainability』

by Fred Neubauer, Alden G. Lank / Brunner-Routledge

『GENERATION TO GENERATION』と並ぶ、ファミリービジネスにおけるバイブル的な作品です。ファミリービジネスにおけるミクロとマクロをしっかり捕らえ、そのすべての項目についてわかりやすい特性、長所・短所が解説され、簡潔な事例が紹介されております。アメリカの株式市場において、ファミリービジネスがそうでないビジネスに対し、株価が高く推移していることを初めて紹介した本として有名ですが、Stage of Evolution of Family Business(ファミリービジネス成長の段階)に注目してほしいと思います。

注目作品

『ファミリービジネス 永続の戦略―同族経営だから成功する』

『ファミリービジネス 永続の戦略―同族経営だから成功する』

デニス・ケニョン・ルヴィネ (著、翻訳)、ジョン・L・ウォード (著)、富樫 直記 (監修)、秋葉 洋子 (翻訳) /ダイヤモンド社

ファミリービジネスを日本語でいえば「オーナー系企業」「家族経営」「同族経営」となります。その大多数は中小規模の企業です。しかし、欧米では、ファミリービジネスは規模の大小を問いません。本書には、ファミリービジネスを理解するためのエッセンス、世代を超えて繁栄を続ける世界のファミリービジネスの成功の秘訣が満載です。また、監訳者により、原書にはない、「プロローグ:日本的経営に学び日本的経営を超える」、「エピローグ:日本におけるファミリービジネス研究の意義」が加筆されています。ガバナンス、事業承継、後継者育成・選定などファミリービジネスに関する主要テーマについて、十分な調査研究をもとにコンパクトにまとめられた、オーナー経営者必読の書です。

『千年、働いてきました ―老舗企業大国ニッポン』

『千年、働いてきました ―老舗企業大国ニッポン』

野村 進 著 / 角川oneテーマ21

外国人が日本をどう理解しているかは、日本語表記がそのまま使われている単語に注目すればわかります。20年前、Kaizen(改善)と Karoushi(過労死)は日本の経済を象徴する単語でしたが、今日ではSushi(寿司)とOtaku(オタク)がとってかわったようです。 冗談はさておき、日本のファミリービジネス、特に長寿企業を研究する外国人にとって、Shinise(老舗)、Hoshi(法師旅館)、Kongogumi(金剛組)は完全に日本語がそのまま使われています。知らないのは日本人だけなのかもしれません。

『世襲について 事業・経営編』

『世襲について 事業・経営編』

江坂 彰 監修 / 日本実業出版社

芸術・芸能編、歴史・国家編と合わせて三部作として出版されました。一般的な経営書には、主として世襲の弊害と、ゴーイングコンサーンとして企業は成長していくものという仮設が、あたかも絶対心理のごとく謳われていますが、同書はあくまで冷静に、世襲の特性について分析していきます。海外事例も書かれてはいるものの、日本人の知恵に感動させられる書でもあります。世襲は不滅の文化であるとか、旧体制が行き詰まると「能力主義」が台頭する(いずれも序章)など、胸がすく言葉ではありませんか!

『江戸商家の家訓に学ぶ商いの原点』

『江戸商家の家訓に学ぶ商いの原点』

荒田 弘司 著 / すばる舎

最近江戸(時代)の研究が注目されています。教科書や時代劇から垣間見る江戸時代は果たして本当の話なのか?ましてや商売は?漢文や古語を勉強するのもいいですが、商家の家訓も負けず劣らず奥が深いと思うのです。大阪における米の先物取引は多くの人が知るところですが、それ以外にもフランチャイズは「暖簾分け」にそのルーツがあり、顧客データベースは「富山の薬売り」が世界で最も進んでいたといえましょう。学ぶべき教材は、われわれの近くにあるのです。

ファミリービジネスについて

ファミリービジネスについて

世界的にみて、経済・地域社会の基盤を支えているのはファミリービジネス(Family Business)です。ファミリーによって所有・経営されている企業は、世界の企業数の約70%を占め...

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